
こんにちは。たいせいです。
成功するために必要な力ともいえる「やり抜く力(Grit)」のことはご存知でしょうか?
このYoutubeは、世界で500万回以上再生され、日本でもベストセラーになるほど話題になったペンシルバニア大学のアンジェラ―・リー・ダックスワーク教授のプレゼン動画です。
成功、つまり学校や職場でいい成績や成果を生み出すには、目的を達成するまで粘り強く努力する力(=やり抜く力:Grit)が必要だと言っています。
今回は、子育てにおいて、成功するために必要な力である「やり抜く力(Grit)」を伸ばす方法をお伝えします。
子供を成功に導く父親の子育て

結論として、家庭や社会のルールを守らせながらも、なぜそのようなルールがあるのかをしっかりと説明して、主体的に行動するように促すことが大事です。
その際に重要な役割を果たすが父親の教育方針です。
子供を成功に導く父親の特徴
その根拠として、ブリガム・ヤング大学の家族心理学者ラウウ・パディリア・ウォーカー先生らの研究を紹介します。
研究は、11歳から14歳までの子どもがいる325組の家族を対象に、育児と思春期の「持続性」について調査しています。
ここでの「持続性」とは、目的を達成するまで粘り強く努力する力、つまり「やり抜く力(Grit)」のことで、周りの人たちの指示に従って行動するのではなく、主体的に最後まで行動することを指しています。
その調査から、子どもの「持続」する力には、父親の子育て方針が大きくかかわっていることがわかりました。
父親の子育て方針には以下の3タイプがあります。
1.子どもを権力で威圧するタイプ
2.子どもをほったらかしにするタイプ
3.子どもの考えや決断を尊重するタイプ
1つ目の「子どもを権力で威圧するタイプ」は、子どもにマナーなどを厳しくしつけるため、自分で考えながら主体的に行動することが少ない傾向が見られたそうです。
2つ目の「子どもをほったらかしにするタイプ」は、子どもが自分の価値観に自信を持てなかったり、愛情不足を感じやすかったりするそうです。
3つ目の「子どもの考えや決断を尊重するタイプ」は、父親としての価値観を示しながらも、子どもの主体性を重視するため、健やかに育ち、問題行動を起こす確率も低く、学校での取り組みにもより熱心であるそうです。
子供の自主性を伸ばすコツ
では、子どもの自主性を伸ばすにはどうすればいいの?という話になるのですが、よくあるのが「ほめる」という方法です。
そのとき、安易に「えらいね!」や「すごいね!」とほめるのではなく、努力した内容をほめてあげることで、努力する過程に目を向けさせることが大事です。
また、そこに主体性はあるか?と考えてあげてください。
ほめられることが目的になってしまうと子どもの自主性は奪われてしまいます。
なので、目的達成のために「このまま続ける」のか「やめて、違う事をする」のかは、子どもの興味関心を尊重しつつ判断し、子どもに決定権があることを伝えてあげてくださいね。